ほっこりしたい週末。

■新兵、おおいに働く

自分が担当している業務の他に、あるプロジェクトの手伝いに徴用されてから

毎週忙しい。週休1日状態がここしばらく続いているので、ゆとり世代としては

どうにもくたびれる毎日が続く。

プロジェクトは大詰めを迎えていて、周囲の先輩社員は毎日

「アカン、しんどい! 帰りたい!」とわめきながら仕事をしている。

俺もチカチカする目を擦って、19時くらいに帰宅して週休は2日とれる、

ゆるめの日々が戻ってくるのを願いながら働く。

お金もらえるし、忙しいことはありがたいことだよな...と思いながらも、

心のどこかで「南の島でハンモックに揺られながら眠りたい」と、

アホみたいな事ばかり考える。たぶん、疲れているのだ。

 

■ナンバもウメダも、ないんだよ

休日は外出することが多い。というのも、普段からPCで作業しているので

家でPCを立ち上げてネットをやるという行為が以前よりも億劫になっている。

「なんで休みの日まで、画面を眺めなくてはいけないんだ!」といって

とりあえず外に飛び出すんだけれども、繁華街というのは単にブラブラするだけでも

結構疲れるもんで、休日にリフレッシュできずに「あー、しんどい」といって

月曜日を迎えることになる。

 

もしも住まいが東京ならほっこりできる街もあるのだろうが、

大阪というのは基本的に「遊べる所=ケバい繁華街」みたいな所があって、

「栄えてるんだけど静かな街」というのが無い。

そういうのは、たぶん奈良か京都まで足を伸ばさなければ

無いような気がする。

 

今日はもう難波も梅田もイヤだということで、思い切って神戸に行ってみようと

思った。オシャレな街に出るもよし、もう少し足を伸ばして有馬温泉に

行くもよし、これは良い考えだと思って家を飛び出した。

港のカフェーでケーキセットを食って帰るのだ! それしかない!!

 

■運命の地

「フフ...有馬温泉...!!」とほくそ笑みながら地下鉄に乗って移動する。

京都や神戸に行くには、俺の家からだと森ノ宮を経由してJRに乗らなければならない。

そして、乗り換え駅の森ノ宮についた時、普段気にも留めなかった案内板が

目にとびこんできた。「大阪城公園はこの出口を出てすぐ」。

 

大阪城公園、大阪城公園なあ.....。というか、森ノ宮から入れたっけと

思いながらとりあえず地上に出た。公園のほうを見ると、なんだか緑が

生い茂っていてアロマな雰囲気が溢れている。いや落ち着け俺、

今日はオシャレなカフェーでケーキセットと有馬温泉ではなかったのか、

そう思いながらも、何故か懐かしさのような気持ちに引っ張られて

ぐいぐい公園の敷地内へと歩を進めてしまった。

俺の父が、大阪城公園で母にプロポーズしたというのも何か俺を

大阪城に導くものがあるのだろうか。

 

■ひとり孤独のグルメごっこ。

曇り空から晴れ間がのぞく、ちょっと気持ちのいい正午。公園の噴水広場の前では

家族連れや老人たちが憩いのひとときを過ごしていた。

やきそば、たこ焼きの屋台から、風に乗ってはこばれてくるソースのにおい。

鼻がヒクついて、「ああ、ここでいいや」と思った。

丸出しの動脈のように張り巡らされた車道のやかましさや、

辛気臭いオフィスビルの威圧感から解放される場所が、

割と近所にあった事に驚いた。

 

とりあえず屋台で焼きそばを買った。最近買った漫画「孤独のグルメ」で、

主人公がデパートの屋上でうどんを食いながら「ここでは青空がおかずだ」

と言うシーンがあって、それに猛烈に感化され

「オレも、青空の下で、大してうまくないものを食べてほっこりしたい...!」

思っていた。そして、孤独のグルメにならい、「ここでは青空がおかずだ」と

思いながら、焼きそばを平らげた。

食後に飲む、甘ったるい缶コーヒーがまたシブい。

こういう幸せもあるんだなあ。

 

■水上バス。

大阪城の天守閣まで行って、近くのお茶屋でぜんざいでも食おうと思って

散歩を楽しんでいると、「水上バス乗り場はこちら」という看板が目についた。

 

大阪城の脇に川があって、そこをよく船が通っていたのを思い出した。

今まではそんなの全力でスルーしてたんだけど、貪欲に休日を

満喫したいと思いながら歩いていると、そんなものが気になるらしい。

 

大阪の河川を1時間かけて回る水上バス。料金は1700円...。

学生時代なら「たっけえ」といってそのままだったろうが、今の俺には

大人財力がある! 新入社員なのでそんなにたいしたことないが、

この程度の贅沢なら毛ほどの痛さも感じずにできる!

ようようとした気持ちでチケットを買った。いい休日じゃないかなこれは。

 

 

■大阪クルーズ。

なんだか一時代前の雰囲気がする水上バス。
なんだか一時代前の雰囲気がする水上バス。
橋の下は興奮するね!
橋の下は興奮するね!
都会の喧騒も、船の上からなら中々いいですね。
都会の喧騒も、船の上からなら中々いいですね。

安全面の配慮があるのか、窓を開けたりすることができなかったのが

多少窮屈ではあったものの、非常に優雅だった。

レストランつきの船とかもあるみたいで、貸切宴会を30万くらいで

やることもできるらしい。そういや東京でも屋形船に乗ってみんなで

お好み焼きやったり、遊覧船で飲んだりしたっけなあという事を思い出した。

みなさん、春くらいにこっちで船上の花見酒をやりませんか...。

大学の頃のことばっかり思い出してしまうなあ。

 

■ぶらyg。

水上バスをおりて、大阪城公園をぐるっと散歩。スポーツをしてる人、ラジコンヘリを

飛ばしている人、ダンスの練習をしている人、バンドをやってる人等々、

色んな人が色んな余暇を過ごしている。大阪城の下では、みんな時間が

ゆっくり流れているようで落ち着く。(もうちょっと写真撮っておけばよかった)

 

気持ちが良かったんで、天守閣の近くにあるベンチに寝そべってみた。

静かで豊かで幸福だ。都会のエアポケットみたいな所で、俺の

疲労した心身はおおいに癒された。これこれ、こういうのがやりたかったんや.....

 

大阪城公園では梅林がみごろです。
大阪城公園では梅林がみごろです。

■カラスが鳴く前に帰る。

日が暮れたくらいの時間に帰るのもイヤなので、4時前くらいに京橋まで

プラプラ歩いて帰った。途中、いい感じの喫茶店があったので、

そこで別段うまくもないケーキセットをもさもさ食いながら

「明日の朝礼のスピーチはどうするか...」みたいな事を考えていた。

 

それにしても今日は良い休日の過ごし方ができた気がする。

俺もやればできるのだ。

この繁忙期が終わったら、しこたま稼いだ残業代を使って、とびきり贅沢で

ほっこりする旅行をしよう。良い休日っていうのは、

人生を前向きにする力がある......!

 

大阪もけっこういい所あるなと思った、そんな一日だった。

遊び場がまたいっこ増えたね!

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コメント: 2
  • #1

    number213 (木曜日, 24 2月 2011 00:32)

    頑張ってるようですな。感心感心♪

    しかし、素晴らしい休日すぎるぞ!

    忙しいからこそ遊びたくなる気持ちはよく分かる。

    しかし、俺みたいに長期で休みにすると、本当に勤労意欲がなくなるから、今が幸せなんですぞ。

  • #2

    yg (木曜日, 24 2月 2011 23:16)

    わー、213さん! ちょっとびっくりしました 笑
    先輩方に助けられながらぼちぼちやってます。

    213さんの日記読んでても、色んな所に行きたくなりますよ! 大人の休日の見本です。
    いつかは週休3日の昼寝付き生活を獲得したいですけどね...! やれるうちに今はキリキリ働きます 笑