ウルトラマンゼロに、23歳会社員男性が涙するの巻

「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」を観てきました。

ここ数年のウルトラ映画はハズレ無しの傑作揃いなんですが、今回も

胸が熱くなりっぱなしの時間を過ごしたのでここに感想を書きます。

■主役はセブンの息子、ゼロ

前作「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」に登場した

ウルトラセブンの息子ことウルトラマンゼロが今回の主役。

妙に達観していた過去のウルトラ戦士とは違い、直情的な熱血キャラです。

アイスラッガーが2本ついていて、それを胸に嵌めて物凄い光線を出すチート戦士。

ウルトラ戦士史上でも最強の部類に入るのではないでしょうか。

声優は宮野真守。特撮ヒーローに変身するのはイケメンと相場が決まっていますが、

中の人も意識したナイスなキャスティングだと思います。

 

突如現れた謎の侵略者の正体を突き止めるため、M78星雲から

単身で外宇宙へ旅立つことになります。息子の旅立ちを心配する

父親・セブン。しかし、ウルトラの父は「ゼロが適任だ」と背中を押します。

若手社員のホープが海外赴任するみたいですね。

■面白かったポイント(1) -ハンパねぇ敵軍-

予告編のムービーを観ればわかるんですが、最初に宿敵・カイザーベリアルが

引き連れる帝国軍を観たときは「こりゃウルトラマンでも勝てねぇよ」

頭を抱えました。常識的に考えて絶対に勝つ筈なんですが、

勝ち方が全然見えない。

 

敵の本拠地は惑星サイズで、艦隊は宙域を埋め尽くすほどの規模。

中に入っている戦闘ロボの数も計り知れず、平気で惑星を軽々と

破壊したりします。地球ひとつをチマチマ守るために

ウルトラマン達は何クールも消費してきたというのに

過去作の怪獣や宇宙人が舌を巻いて逃げ出しかねない程の巨悪ぶりを

前半から見せつけてくれます。

 

話の後半で、ベリアルが「一体どれだけのダークロプスを造ったと思ってやがる!」

と、自信満々に語るシーンがありましたが、圧倒的な数こそ強さという

地球連邦軍的というかアメリカの理屈でウルトラマンに対抗しようとします。

強さの設定が凄いシビア。これは凄い緊張感になるんですよ。

 

■面白かったポイント(2) -ハンパねぇ正義感-

今回はウルトラマンゼロに新しい戦士が味方として加わります。

ミラーナイトとグレンファイヤー、そしてジャンボーグAです。

 

今作の序盤はミラーナイトの戦いから始まります。

ヒロイン・エメラナ姫のティアラから現れる鏡の騎士です。

 

僕は序盤のミラーナイトの戦いでいきなりグッときたクチでして、

前述の物凄いサイズの敵要塞が目の前に迫ってきているのに、

惑星の住民を守るために一人で立ち向かって精一杯応戦するわけです。

「そりゃムリだよミラーナイト、これは逃げたほうがいいよ」と誰もが

思う所で踏ん張る。その正義感というか、男気に最初から圧倒されて

涙がチョチョ切れるわけです。凄いかっこいい。

 

この映画は最初から最後までずっとこんな感じで、

「絶対相手の方がヤバいんだけど、それでも立ち向かう」という

ヒロイズム溢れる展開になってます。イヤというほど、

ヒーローってどういうものかを見せてくれるんです。

■面白かったポイント(3) -グッドヒロイン-

エメラナ姫こと土屋太凰ちゃん!
エメラナ姫こと土屋太凰ちゃん!

大人ですから、美少女ヒロインに目を光らせることも忘れません。

■面白かったポイント(4) -これが俺達の光だ!-

今作の話の大きな流れは、ベリアル帝国軍があんまりにも強過ぎるので

銀河を守るといわれる伝説のアイテム「バラージの盾」を探す旅の中で

仲間と出会うというものです。最終的に出会った仲間たちと

力を合わせて戦う定番の、鉄板のスタイルなわけですが、

「うしおととら」の最終回が大好きだ! みたいな奴にとって、こういう展開は

何度見ても、何よりもたぎるものです。

 

<ネタバレあります>

 

話のクライマックスに、各惑星の艦隊が出てきたのには鳥肌が立ちました。

「総力戦ってもうたまらない!」という人はここでウワーッと思うでしょう。

 

惑星のエネルギーを吸収したアークベリアルとの戦いの中で

力尽きるゼロ。しかし、一度は倒れたゼロに皆の光が集まって

奇跡の復活を遂げます。皆の心のなかにある光のひとつひとつが

力になる。「バラージの盾は、みんなの心の中にあるんだ!」という

熱い展開にもうブワーッときました

俺の心のなかにもあるのかな、バラージの盾...!

 

ジャンボーグAに乗って、戦うナオの激励も胸にせまるものがありました。

一生懸命闘いながらも、ヒーローを「頑張れ!」って必死に激励する

子供の演技はホントにズルい。ウルトラマンの熱い感動の裏には、

必ず懸命な少年の姿があるのです。

 

「これが俺達の光だ!」といって放たれるゼロツインシュート。

ここでもう席を立って拍手したくなった。

これぞヒーロー! うしとら的な最終決戦、ドラゴンボール的な

ラストシューティング......この映画には、少年を夢中にする全てが詰まっている!

 

 

■総括

そんなわけで、子供の映画のくせに何度も胸の詰まる所を魅せつけてくれた

ウルトラマンゼロでした。旧世代のウルトラマン達の活躍が

かなり端折られてしまった所はちょっと寂しいですが、

新世代ウルトラ戦士の誕生を強く印象づける名作になったと思います。

 

ご子息をお持ちの方は、是非一家にこの作品のDVDを

置いていただきたいと思う次第でございます。僕は独身でも買います。